抗がん剤を安全に投与するための医療機器と、そのメリット
ポートとは、血管内に薬剤を確実に注入するための医療機器です。
カテーテルを中心静脈に留置し、
その先端につながるポートを皮下に埋め込むことで、
安定して薬液を投与できるようになります。
皮膚の下に埋め込まれているため、
見た目にはほとんど分からず、
ポートを入れたまま普段通りの生活ができるのが大きなメリットです。
もともとはIVH(高カロリー輸液)で使われることが多かったのですが、
近年では抗がん剤投与でも広く使われています。
血管が細い人、点滴のルート確保が難しい人、
何度も針を刺すのが負担になる人に適応されることが多いです。
ナースのヒントより
点滴のときは、皮膚の上からポートに専用の針を刺して使用します。
針を刺すときに少し痛みがありますが、
通常の点滴よりも安定して投与できるため、
治療がスムーズに進むことが多いです。
ポートは最初こそ不安に感じるかもしれませんが、
慣れてくると「治療が楽になるための味方」だと感じる人も多いです。
自分の体に合った治療方法を選ぶための、
一つの選択肢として知っておくと安心です。